2019-05-26
大好きなコーヒー
症状がまったくよくならないと、自分がなにか悪いことをしているのでは?という疑問がわいてきます。こんなに元気になりたいのに、知らない間に自分がしていることが、それを妨害しているのかもしれない……。からだの具合が悪いと、どんどん悪いことを考えがちで、わたしも一時は自分が呪われているのでは?などというバカな考えにとらわれたりもしました。
いま、そんなふうに思っている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
でも、はっきりと言えますが、そんなことは絶対にありません!
いま具合が悪いのは、ただ単に、からだの歯車が少し噛み合わなくなっているだけ。改善に向けて食べものや生活を整えていけば、必ず良い方向に向かっていくので、すぐに劇的な改善が見られなくてもがっかりせず、からだの中で少しずつ良い変化が起きていることを理解して、たいへんですが辛抱強く待ちましょう。
からだを冷やすものは、アトピーにはよくないと言われます。そういう食べものや飲みものは極力避けるほうがいいとも……。わたしもアトピーを発症してからは食べものにとても気をつけるようになり、おもにお野菜中心の和食ごはんを食べていました。
ただ、コーヒーは毎朝飲んでいました。大きなマグカップに2杯は飲んでいたでしょうか。”もしかしたら、コーヒーのせいでよくならないのかも……?”と考えたことも何度となくあります。でも、大好きなコーヒーだけはやめられなかった。元気だったときもいつも飲んでいたおいしいコーヒー。アトピーのせいですべての楽しみをなくしたのに、コーヒーまで奪われてしまったら、もうわたしは生きていてもしかたない……。ずいぶんおおげさですが、そんなふうに思っていました。
もちろん、どんなに好きでも絶対にやめたほうがいいものもあります。たとえば、タバコなどはからだにも肌にも悪い影響が大きいのでなんとかしてやめたほうがいいと思う。
でも、わたしにとってのコーヒーは、たった一つの楽しみとして以前にもまして大切なものになっていました。自分でいれることもできなかったけれど、毎日お昼前にようやく起き出して、どうにか身支度ともいえない身支度をして、2階の自分の部屋から階下に降りて朝ごはんを食べ、父がいれてくれたコーヒーを持ってまた2階にあがる……。大好きなコーヒーを飲んでいるときは、生きていたくない自分のつらい人生のことをほんの少し忘れていたように思います。
これはわたしの個人的な体験なので、もしかしたらコーヒーがからだに合わず、避けたほうがいいという体質の方もいらっしゃるかもしれません。ただ、わたしはどうしてもコーヒーが飲みたくて、そんな、小さな楽しみが一つあるだけで救われるということをお話したかったのです。
大好きなものすべてをあきらめて絶望するよりも、一つでも好きなものをもっていたほうがつらい日々を乗り切れるような気がします。いまつらい日々を過ごしていらっしゃる方が、毎日ほんの短い時間でもつらさを忘れられますように……。
きっと元気になります!
だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ。
タグ: アトピー、コーヒー、嗜好品
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