かゆみのつらさ
アトピーがすっかり治ってから10年以上がたち、かゆみに悶え苦しんだ日々の記憶が遠のいていましたが、最近、原因不明の蕁麻疹が出てしまい、あのときのつらさを久しぶりに鮮明に思い出しました。
かけばかくほどかゆくなって、手が止められなくなって、みるみる肌がかきこわされていくのに、かゆみが引かないどころか、どんどん増していく……。
ようやくかゆみが落ち着くころには肌に血がにじんで、今度は痛みに耐えなくてはならなくなる。
かゆみというのは、まるで底なし沼のようです。保湿剤やオイルを塗ったところで猛烈なかゆみはおさまらないので、そんなときのわたしの救世主はウナコーワクールでした。そうです、蚊に食われた時に使う、あの青いキャップの夏の定番(笑)。なぜかわたしには「ムヒ」が合うらしく、ほかのではダメ。常にムヒをそばに置いて、我慢できないかゆみのときにはいつも助けてもらっていました。全身がかゆいときには、「ああ、ムヒのお風呂につかりたい」と思ったものです(笑)。
アトピー肌に、ムヒなんてつけて大丈夫?と思われるかもしれませんが、ここは個人差があるのでなんとも言えないけれど、わたしはまったく大丈夫でした。むしろ、一瞬でもかゆみが落ち着くと深呼吸ができて、かきむしる手を止めることができ、結果的に肌にはいいような気がします。ちょっとかいておさまるようなかゆみなら、そんなに苦労はしません。おさまらないからつらいし、肌が傷むほどかいてしまうのです。それなら、かゆみがおさまることをするのが、肌にも精神にもいいと思います。
アトピーの処方箋として、「ムヒ」はあまり考えに入ってこないかもしれませんが、わたしの闘病を助けてくれたのは、「ムヒ」「メンソレータム」「ホホバオイル」でした。人それぞれ合う合わないがあるかと思いますが、もしよかったら試してみてくださいね。
ちなみに、わたしの蕁麻疹は次の日にはよくなって、かゆみもおさまっています。でも、いつかゆみに襲われても大丈夫なように、ムヒは常にベッドサイドに置いています!
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