2019-05-24
小さなお守り
アトピーと闘っているとき、手足はすごく冷えるのに、胴体というか、首から胸くらいまでは、いつもものすごく火照っていました。
肌をすりむいたりしたとき、その部分が熱くなる感覚があると思いますが、それと同じような感じで、首から胸にかけていつも熱をもっていました。きっと体温調節がうまくできていなかったんだと思います。
かゆみと痛みに熱が加わって、ほんとうに自分の体をどうしていいのかわからない。つぎの1分がこわい、つぎの1分をどうやってやり過ごそう……、それが常にわたしの頭のなかにあるテーマでした。1時間などという枠で考えることはできなかった。なぜなら、1分でもものすごくつらいのに、それが60回分だなんて、想像するだけで気絶しそうだったからです。
眠れないけれど体がつらくて横になるとき、わたしはよくアイスバッグを抱えていました。脇の下にはさんでおくと、少し体の熱が取れて気持ちが落ち着いたのです。
アトピーは、実際の体のつらさに加えて、気持ちのつらさが大きな病気です。ほんの少しでも自分の気持ちを楽にしてくれるものがそばにあると、とても心強い。できることなら、少しでもつらさを軽減するものを見つけて、上手に日々に取り入れてみてください。かゆみでパニックになりそうなときも、ちょっとしたお守りのような役目をしてくれたりもします。自分に合ったものを探すのもたいへんだと思いますが、どうかどうか、そんな小さなお守りにうまく出会えますように! 祈っています!!
タグ: アトピー、お守り、冷え、ほてり
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